Fender（フェンダー）は言わずと知れたエレキギター・ベースのナンバーワンブランドです。
ジェームス・ジェマーソン、ボビー・ヴェガ、マイケル・リーグなど、数えきれないほどのトップアーティストに愛されます。
プレシジョンベースは世界初のフレット付きのソリッドエレキベースとして登場し、瞬く間に世界中のベーシストを魅了しました。
その輝きは誕生から半世紀以上が経過した今でも変わらず、愛されています。
本商品はヴィンテージの中でも最も人気のある年代のひとつ、1959年製造のプレシジョンベースです。
オリジナルプレシジョンベースと呼ばれる形から、変更が施されて数年のものですね。
現在でもこの形で作り続けられている、エレキベースを代表する名機の初期ものだと言っていいでしょう。
ボディはアルダー、ネックは指板を貼り合わせていないワンピースメイプルです。
この時代ならではのスペックですね。
アルダーボディにはローズの貼り指板が人気があるかと思いますが、指板を貼っていないワンピースメイプルのネックも個人的にはかなり好きです。
バリっと強く、ブーンと鳴ってくれます。
心地よさを感じると思いますよ。
ポットは交換されており、ボリューム、トーンどちらもCTSのもので、78年製です。
コンデンサーはレッド・ダイムが載っています。
ブリッジは交換されているように見えますね。
サウンドは野太く、1音で全てを語るように雄弁。
こういうベースは細かく弾かずに、音色の説得力だけでドーンと弾きたくなってしまいますね。
ロックバンドには超ぴったり。
おすすめです。
フレットの残りはおおよそ60%ほど。
トラスロッドの動作は良好です。
ネックの状態は多少のねじれ、波打ちが見られます。また、1弦側と4弦側にフレットの浮きが多く見られます。
それらの程度はというと、現状12フレット上の弦高で1弦側2.5mm、4弦側3.0mmで音詰まりやビリつきはなく演奏可能なぐらい。
この手のベースであればこれくらいの弦高で弾くことに違和感を覚えることは少ないかと思います。
とはいえ、より弾きやすく、という要望があればGIBでリペアを行うことも可能なので、お気軽にお申し付けください。
指板やネック周りには黒ずみや打痕、塗装剝がれがあります。
ヘッドトップの4弦ペグポスト付近からヘッドバックの3弦ペグまで回り込むようにクラックが見えます。
ペグを外すと接着剤の跡があるため、過去に木部のひび割れを起こし修復した物と思われます。
ペグはオリジナルのクルーソン(逆巻き)に見えますが、他のペグに交換されたと思われる取り付けビスの下穴が現在のペグに隠れるように4つずつ、計16箇所空いています。
ボディや塗装面の状態は、塗装焼け、塗装剥がれ、打痕が多数あります。
かなり弾き込まれてきたのだと思います。
なんせ作られたのは1959年、60年以上前ですからね。すごいです。
電装系の状態は、良好です。
コントロール : ボリューム、トーン
ナット幅 : 43.5mm
ブリッジ部弦間ピッチ : 19.0mm
製造年 : 1959
製造国 : USA
付属品 ：Fenderハードケース(ブラックトーレックス)
セットアップ時にはプロミュージシャンからの信頼が厚いD'addario EXLを使用しています。
力強いアタック感と豊かな倍音が特徴的で、まさにスタンダードと呼ぶに相応しい性能。
楽器の性能やキャラクターを最大限に引き出す上質な弦ですので、あわせてお楽しみください。
GIBの職人が演奏しやすく調整した上でお届けします。
serial number：#43723
Weight：3.935kg
Fret：60% remaining
Truss rod：good working
neck condition：Some twist and wavy are seen. There are many floating frets on the 1st and 4th strings side. At present, the string height on the 12th fret is 2.5mm on the 1st string side, 3.0mm on the 4th string side, and it can be played without sound clogging and stiffness. There are dark spots, dents, and paint peeling. There is a crack so that the headbag is around the 3rd string peg on the headback 4 -string peg post. When the pegs are removed, there is a trace of the adhesive, so it seems that the wooden cracks were cracked in the past and repaired. The pegs look like an original Crewson (reverse winding), but there are four empty locations in the current pegs, which seem to have been replaced by other pegs.
control：Volume, tone
body condition：There are many paint burns, paint peeling, and dent marks.
electrical：Good.
nut width：43.5mm
string spacing：19.0mm
custom：Nuts, bridges and pots have been replaced. The model number of the replaced bridge is unknown. The pots are both volume and tone of CTS in 1978. The condenser has a red daim. The frets are arranged.
accessories：Fender Hard Case (Black torex)
year：1959
country of origin：USA
文章：嵯峨駿介
検品担当 : 若槻
GIB 3か月保証付き
頑丈な段ボール箱で発送します。
海外向けの発送にも対応します。
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