古くから日本のギターづくりを支える名工房、Atlansia（アトランシア）。
ユニークなデザインは国内外で高く評価されており、多くのルシアーやミュージシャンから尊敬を集めています。
本モデルは個性的でありながらも楽器として高いポテンシャルを秘めたCONCORD というモデルです。
抱えた際のバランスや弾き心地に違和感を抱きそうですが、案外そうした印象はありません。
丸太をちょん切ったかのような丸いネックは非常にユニークに感じますが、同時に指馴染みの良さにも驚きます。
指板エッジの仕上げ、ネックシェイプの仕上げが素晴らしいからこそ、この個性を優れたプレイヤビリティとして活かしているのでしょう。
指板Rが極端に小さく、かなり丸みを感じます。
個性的ですが、決して演奏性を損なわない、洗練されたデザインです。（もちろん不慣れだと違和感はあると思いますが）
ゴールドのジャックはステレオ出力用で、E弦とA弦しか出力されません。
ここの専用のボリュームも搭載されています。
PUを回転させられることが可能な点は非常にユニークな機構です。
サウンドを弦ごとに微調整させられます。
こればかりは実際に回して体感しなければ実感が難しいかもしれません。
サウンドとしては不思議とコントラバスっぽさを感じます。
あまり似た音色の楽器がエレキには存在しないので、説明が難しいですね……。
非常にユニークなモデルですから、好き嫌いは別れるかと思いますが実際に弾くと説得力を感じさせられるベースでした。
フレットの残りはおおよそ80%ほど。
トラスロッドの動作は良好です。
ボディや塗装面の状態は、傷や打痕が点在するプレイヤーズコンディションです。
ネックの状態はわずかなハイ起きがありますが、弦高G弦3.0mm~E弦3.5mmで演奏に支障は出ない程度。
もっとも、PUが弦に干渉してしまうため弦高をこれ以上下げることは現実的ではありません。
それを考えると、ハイ起きの具合や弦高のセッティングについてもデザインされた時からこのようなことを想定し、多少のハイ起きと弦高を上げて弾く前提であったのではないかと思います。
PUの高さを調節することは可能ですが現状より下げてしまうとPUが断線してしまう恐れがあるため推奨しません。
コントロール : G弦用PUの3wayセレクタースイッチ（ネック/ミックス/ブリッジ）、マスターボリューム、トーン、ステレオ用ボリューム
ナット幅 : 42mm
ブリッジ部弦間ピッチ : 18mm
製造年 : 1995
製造国 : Japan
付属品 ：純正ハードケース
こちらは販売委託商品のため、送料が通常と異なる場合がございます。
GIBの職人が演奏しやすく調整した上でお届けします。
serial number：#95814
Weight：4.81
Fret：80% remaining
Truss rod：good working
neck condition：856
control：3WAY selector switch (front/mix/rear) for G -string PU, master volume, tone, stereo volume
body condition：Players condition with scars and dents.
nut width：42
string spacing：18
custom：none
accessories：Genuine hard case
year：1995
country of origin：Japan
文章：嵯峨駿介
検品担当 : 寺馬
GIB 3か月保証付き
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