【new】Kz Guitar Works Kz ST Figured Maple #20180077

神奈川県逗子市に工房を構えるKz Guitar Worksは過去にBrian May Red Specialのオフィシャルシグネイチャーモデルを製作したことで大きく知られるところになった、注目の国産ハイエンドギターメーカーです。Red Specialが高評価であることはもちろん、メーカーオリジナルモデルは優れたプレイヤビリティや高品位なサウンドが高く評価され、現在では渡辺香津美氏を始め名だたるギタリストが愛用しています。

スケールは一般的なフェンダーとギブソンの中間の635mmを採用。フェンダーでもギブソンでもない、絶妙なレスポンスとスムースな弦振動が得られます。このニュアンスは同じスケールを採用するPRSのようです。

ボディバック、ネックにはマホガニー、ボディトップには美しいフィギュアドメイプル、指板にはローズウッドを採用。見てわかるとおり、いずれも極上です。

ローエンドからハイエンドまで、広いレンジをバランスよくアウトプットするKzオリジナルピックアップ"KGW"は、60sのブリティッシュトーンを模範として製作されています。ボビンの形、コイルの巻き方にこだわったフルオリジナルの製品で、現代の製品らしくノイズ対策も万全で従来のシングルコイルとは比較にならないほどにローノイズ。トラディショナルなシングルコイルピックアップよりもファットでありながらも野暮ったさをもたない、シャープなサウンドを出力します。

”Kz ST”ということで文字通りストラトキャスターをモチーフにしたモデルですが、シェイプは僅かに小ぶりでボディ厚も4.5mmほど薄くなっています。また、ストラトキャスターではジョイント位置が16フレットにデザインされていますが、本モデルでは19フレットと深めのカッタウェイになっているためにハイポジションへのアクセスのしやすさは抜群に良好です。

コントロールはPUセレクター、ボリューム、トーンに加えて2つのスイッチがあります。ミニスイッチを使うことでハーフトーンの時のPUワイヤリングをシリーズに切り替えてハムバッカーとしてパワフルなサウンドを出力。トーンはプッシュプルスイッチになっており、プルポジションでフェイズアウトのサウンドを出力します。シンプルなコントロールですが、多彩なサウンドバリエーションを持つ点も本モデルの大きな特徴の1つです。

サウンドは引き締まって張りがありながらもサスティーンは長くてスムース。KGWピックアップのお陰なのか各弦のイントネーションは整っており、コードで弾いた時の和音の端正なまとまり感は非常にユニークなポイントです。フェンダーとギブソンの中間のスケール、セットネック、深いカッタウェイ、薄いボディ、とPRSと共通項が多いためか弾き心地もどこか似た印象を受けますね。

Kz STのピックアップレイアウトにはバリエーションがありますが、本モデルは比較的トラッドなレイアウトが採用されています。その分フェンダー ストラトキャスターを使い慣れた方にとっては親しみのあるサウンドだと思います。

多くの現場で活躍するプレイヤーに一度試して頂きたいハイクオリティなギターです。この機会にいかがでしょうか。

セミハードケース付き。
販売価格 432,000円(税込)